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5G・車載レーダー・高速デジタル向け高機能素材のミリ波誘電率測定

ミリ波誘電率測定

5G、車載レーダー、高速デジタル機器では~120GHz程度、次世代通信のBeyond5G、6Gでは~300GHz帯といったミリ波が用いられます。これら電子機器の性能を向上させるには、回路基板、アンテナ、バンパー等に用いられる、ミリ波において低誘電率、低損失な高機能素材が求められています。高機能素材メーカーは、ミリ波での誘電率を測定し、自社の素材が優れていることを電子機器メーカーにアピールすることが、市場獲得のために重要となっています。

目次(クリックすると各項目にリンク)

【始めにお読みください】

【ミリ波誘電率測定用治具のご紹介】

【ミリ波誘電率測定以外の、様々な治具のご紹介】

【材料測定スイートソフトウェアのご紹介】

主なミリ波誘電率測定用治具の分類

共振器法

tanD=0.0001~0.01程度の低損失な被測定試料の、ミリ波誘電率測定用の治具です。
厚み数100um程度の、シート状の誘電体を測定します。

 
ミリ波誘電率測定用治具の分類 共振器法

各共振器法治具の説明: (各治具の写真をクリックすると、詳細情報のリンクに飛びます。)

比較的低周波における、損失素材のミリ波誘電率測定に最適!

【SPDR】1.1GHz~15GHz

電界の向き:面方向

 

5G向け素材評価に最適

【スプリットシリンダ共振器】10GHz~80GHz

電界の向き:面方向
5G・高速デジタル・車載レーダー向け低損失誘電率測定に対応
ミリ波帯でも圧倒的に簡単で再現性の良い誘電率測定を実現!

 

5G向け素材評価に最適

5G向け素材評価に最適

高速デジタル基板向け 素材評価に最適

【BCDR】10GHz~120GHz

電界の向き:垂直方向
5G・高速デジタル・車載レーダー向け低損失誘電率測定に対応
特に高速デジタル基板用素材の、『垂直方向』での電界による誘電率測定、『界面導電率』の測定ならBCDRにおまかせ!

Designing a Robust Workflow for Signal Integrity

高速デジタル基板向け
素材評価に最適

Beyond5G/6G ~300GHz帯対応治具

【ファブリペロー共振器】25GHz~300GHz

電界の向き:面方向
次世代の携帯電話通信方式Beyond5G・6Gで求められる、~330GHzといった超高周波での低損失素材の誘電率測定に対応!

Beyond5G/6G ~300GHz帯対応治具

Beyond5G/6G
~300GHz帯対応治具

 

各Sパラメーター法

tanD>0.01以上の比較的損失が大きな素材の誘電率測定が可能です。
(低損失な被測定試料の測定には、共振器法が最適です。)
ある程度厚みのある被測定試料を測定することが可能な測定手法です。
治具によって、誘電率及び透磁率、反射、透過特性も測れる、安価である等々の特色があります。

各Sパラメーター法

各Sパラメーター法治具の説明 (各治具の写真をクリックすると、詳細情報のリンクに飛びます。)

誘電率だけではなく透磁率も測定可能

【同軸/導波管サンプルホルダ】

同軸サンプルホルダ:0.5-18GHz
導波管サンプルホルダ:8.2~40GHz
比較的安価に測定可能です。同軸や導波管の伝送路に、数㎜以上の厚みの被測定試料を充填して測定する治具です。

車載レーダー用バンパー・塗料等の測定に最適

【フリースペース法】18GHz~330GHz

厚み500um~数mm程度の厚さの被測定試料の測定に最適。
素材に電波を実際に照射しての誘電率、透磁率、反射、透過測定が可能。車載レーダー用のバンパー素材や塗料、5G、6G向けの電波吸収帯、シールド材等の測定に最適。

車載レーダー用バンパー・
塗料等の測定に最適

 

ミリ波誘電率測定以外の、様々な素材の評価手法はこちら

(各治具の写真をクリックすると、詳細情報のリンクに飛びます。)

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