Infiniium Keysight Technologies: EXR and MXR-Series Oscilloscopes
ミリ波誘電率測定用治具のご紹介
自由空間法(フリースペース法)

Sパラメーター法のご紹介
【自由空間法(フリースペース法)】
素材に電波を実際に照射しての誘電率、透磁率、反射、透過測定が可能
車載レーダー用のバンパー素材や塗料、5G、6G向けの電波吸収帯、シールド材測定にも最適
車載レーダー用のバンパー素材、塗料の透過量測定に最適
5G、6G、車載レーダー用の電波吸収帯、シールド材の測定に最適
測定イメージ:
誘電率、透磁率、反射、透過測定
測定イメージ:
斜入射、反射測定にも対応
被測定試料
(誘電体、電波吸収帯、シールド材、バンパー素材、塗料など)
特徴
  • 18-330GHまで広範囲な周波数範囲での測定が可能
  • 素材に実際にアンテナで電波を照射しての、素材の反射、透過量を測定可能。
  • 誘電率及び透磁率の測定が可能
  • tabD=0.01程度以上の被測定試料

注)本測定手法は、tanD=0.01程度以下の非常に低損失な素材の評価には向きません。(低損失材料の評価には共振器法が有効です。)
測定器
  • ネットワーク・アナライザを使用
(USBネットワーク・アナライザ、PNAネットワーク・アナライザ等)
【PNAネットワーク・アナライザとの接続例】
誘電体レンズアンテナを用いたフリースペース法治具のメリット

独自設計の誘電体アンテナが信号の直径を試料面で約3波長まで絞り、サイドローブを-30 dB以下に抑えます。
電磁波の不要反射がほとんど発生しないため、周囲の電磁環境を気にすることなく材料測定に 専念できます。
また信号が絞られているため、試料のサイズを小さくできるメリットもあります。
従来のように、電波暗室や電波吸収体を必要としない ため、大幅なコストダウンとエンジニアリング工数の 削減につながります。
斜入射反射測定においても共通のプラットフォームを 使用して、不要反射の影響を受けにくい再現性の高い測定が可能です。
被測定試料
  • 板状もしくはシート状の素材
【フリースペース法の被測定試料サイズ】
試料を板状に加工する必要があります。測定周波数と材料の誘電率・透磁率に応じて推奨サイズが変わります。

『厚さ』
4分の1波長が最適です。(試料内の波長短縮 1/√(比誘電率・比透磁率)を考慮する必要があります。)
厚くなると試料内の多重反射による誤差の影響が出る場合があります。特に透磁率測定で顕著です。

『大きさ』
直径6波長以上が推奨されます。また、直径60 mm以上にすると冶具への固定が容易です。
測定時の電界の向き
  • 試料に対して面方向

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