【試料の形】
円形に近ければ良い(例えば八角形でも良いが、角が丸まっている方が良い)
【最適厚さの目安】
:200~350um程度
(測定可能な厚さは、測定周波数、被測定試料の誘電率,tanDに依存します)
例:比誘電率=3の被測定試料は0.35mmの厚さの場合、最大110GHzまで測定できる
*誘電率が大きい被測定試料、損失(tanD)の大きい被測定試料の場合は薄い試料が必要になります。
測定時の電界の向き
垂直方向の電界でミリ波誘電率が測定できるのはBCDRの特色です。
【誘電率、tanD測定例】:約15GHz~110GHz
界面導電率の測定
高周波基板は銅箔と誘電体から形成されます。銅箔と誘電体基板の間の接着面は、化学処理、メッキや紫外線処理(粗化)して剥離しにくくします。そのため接着面の銅表面の界面導電率は、周波数が上がるにつれて低下し、基板の伝送損失を劣化させます。BCDRでは銅箔の界面導電率も測定が可能です。