カーボンニュートラルに向け、自動車の電動化が急速に進展している。実際の市場での普及に大きく影響するのが充電・放電インフラである。チャデモ協議会では10年以上の普及活動の経験から、充電放電インフラに求められる要件について解説する。また、今後の充放電インフラに関する国際的な普及の予測、技術動向について言及する。

■講師：一般社団法人チャデモ協議会　吉田 誠様

電動化が急速に進む自動車業界において、インバータやDCDCコンバータ、充電器といった電力変換器の開発や評価加速は重要な課題です。そのための設計手戻りを未然に防ぐ手法や、ISO26262はじめ機能安全規格のカバレッジ定量化を支援する、評価用電源の使い方や評価内容はじめ、電気的評価の勘所についてご紹介します。さらに効率よく評価を進めるのに最適なキーサイト電源のラインアップについてご紹介します。

■講師：弊社　津川 大

近年スイッチング電源の高効率化(高速化)に伴い、ノイズ問題が大きくなってきています。また車載機器に代表される大電流基板の熱対策も必須になっています。弊社では長年蓄積してきた基板設計と製造ノウハウに、さらにシミュレーション・ツールを有効活用し、難度の高い設計要求にこたえてきました。

本公演では、DCDCコンバータ電源基板のノイズ低減事例と、100Aの大電流基板の熱対策事例をご紹介いたします。

■講師：株式会社オンテック　徳 正一郎様

高効率で低ノイズの電源回路を設計するためにはシミュレーションの積極活用が不可欠です。このセッションでは、IGBTやSiC MOSFETからGaNまで再現できる高精度トランジスタモデル抽出ツール(IC-CAP)、モデリングのコツを伝授するデバイスモデリングコンサルティング、レイアウトの影響を考慮できる回路、電磁界解析の統合シミュレータ環境(ADS PEPro)　をご紹介いたします。

■講師：弊社　橋本 憲良、谷川 博章、佐々木 広明

GaN/SiCデバイスの動特性評価は、発振、リンギング、プローブの帯域、デバイスの挿抜など、悩みがつきものです。業界初のGaN向け動特性評価ソリューションや、1kAクラスのモジュール向け試験システムがそれらの問題をどのように解決したかを解説します。また、動的オン抵抗(電流コラプス)評価、デバイスモデリング、回路シミュレーションへの応用についても幅広くお話しします。

■講師：弊社　新井 崇雅

    ＊招待講師様の会社名、役職名は2021年7月または10月時点の情報です。